内視鏡の意外な使われ方 

内視鏡検査以外の内視鏡の意外な使われ方

内視鏡検査だけではない。内視鏡の使われ方

内視鏡は検査だけでなく、生活のさまざまな場所で使用されていることをご存知でしょうか。内視鏡は非常に精度が高く、さらにリアルタイムでカメラに映った映像をチェックすることができます。さらに簡単な作業もできることから、身体の内側を知る内視鏡検査以外にも、生活を守るためにその技術が応用されているようです。今回は内視鏡検査以外でも、普段は知ることのできない場所で活躍している「内視鏡」についてお話ししていきましょう。

ライフラインを守るためにも内視鏡が大活躍

例えば水道管やガス管などは細長い上に狭くなっており、一度全てを掘り起こさなくては内部を確認することはできません。そういった場面で、内視鏡が活躍しています。一部分に内視鏡が入るわずかな隙間があれば、そこからチューブを差し込み、配管やパイプの内部を確認することができます。その他にも、飛行機にも内視鏡が使われています。エンジン部分の細かな部分のメンテナンスで用いられており、その他にも一部のクルマでも使用されているようです。内視鏡検査で体の内側だけでなく、ライフラインも守ってくれています。

人命救助の場面でも内視鏡が使われている

例えば地震や災害などで狭い場所に人が閉じ込められてしまい、救出したいものの、二次災害を防ぐために、なかなかすぐに行動に起こせない場面もあります。そういったときでも、内視鏡の隙間から差し込み内部の様子を知ることができます。日本以外でも、ネパール地震やメキシコ地震などの災害の場面でも、内視鏡が用いられていました。こういった救出の場面で用いられる内視鏡には、内視鏡検査用にはない、音声通信機能や有毒ガスの発生を検知する機能などが搭載されており、救急隊のサポートをおこなっています。