カプセル内視鏡検査 

カプセルで内視鏡検査を受けるメリットとは

新しい内視鏡検査の一種「カプセル内視鏡」とは何なのか

身体にも精神面にも、できるだけ負担の少ない内視鏡検査を探しているのであれば、カプセル内視鏡検査を検討しても良いかもしれません。カプセル内視鏡とはその言葉通り、カプセル形になっている内視鏡です。口から服用することで、検査を実施することができます。大きさはビタミン剤ぐらいになっており、水でゴクリと飲むだけですから、鼻や口からチューブを入れる必要はありません。口から服用されたあとは、食道や腸を進みながら、内蔵された小型カメラで内部の写真撮影を行います。その後、体内を撮影したカプセルは自然に排出されるので安心です。どのように飲み込んだカプセルの画像が外に転送されるのかと言うと、カプセルが排出されるまでは、身体にセンサーを装着します。装着といっても腰にポシェットのようなバッグに入った器具をかけるだけですから、負担を感じることはないでしょう。検査のあとは専門医がコンピューターで解析し、ポリープの有無や何らかの症状がないのかを確認します。カプセル内視鏡は内視鏡検査に恐怖心を抱いていたり、極度に緊張してしまう方にオススメされているようです。

負担の少ないカプセル内視鏡検査、ただしデメリットもある

麻酔をする必要もなく、ただ水を服用するだけで内視鏡検査を行えるカプセル内視鏡は、メリットが大きいものになっています。同時にデメリットもあるので、注意をしてください。例えば通常の内視鏡検査であれば、検査中に組織採取やポリープの切除を行うことができます。しかし、カプセル内視鏡の場合はそういった処置をすることができず、何らかの問題があれば、再度チューブでの内視鏡検査を実施する必要が生じるでしょう。また、クリニックによっては検査中に下剤を飲む必要があります。